少年のフランス映画観る①
1920年代
カトリック寄宿学校を舞台に
した少年の「特別な友情」
原作小説は作者の自伝らしく
同性愛的体験にまで触れてる
ようですが映画は観る方に
お任せな感じで
編入してきた貴族の息子ジョルジュと
特別な友情で結ばれる少し幼い少年
アレクサンドル
カトリック系の学校なので同性愛は当然
禁止で二人だけで人目が行き難い場所に
居るとそれだけでアウト。
手紙の交換をしてる別な二人もいたりす
るけど皆どういうつもりなのかは深く触
れずですが特別な感情を抱いてるのは間
違いないかと
同性だけの世界で生活を共にするとそち
らの方に向かってしまうのかな~と。
むしろそれが自然なことかもしれなくて
性的に目覚める世代に宗教で禁じられて
るからとストイックさを求めるのは酷か
もしれないなどと思う
自分はそういった生活環境の経験が全く
ないのであくまでも想像ですがそういう
ケースが生れても不思議ではないかと
アレクサンドルの悲劇はちょっと酷いけ
ど大人達の酷さすらもキレイにまとめて
る感はあるかも。特別な友情を一歩踏み
出す瞬間が僅かでもあれば別な緊張感が
生れ少年達の心の痛みも感じられたかも
しれないと少し思う
モノクロ映像はなかなか美しいです
監督 ジャン・ドラノワ