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ヒート・アンド・サンライト
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『ヒート・アンド・サンライト』に投稿された感想・評価

3.5
【消えない傷痕】

かつてコッポラ製作総指揮で『シグナル7』という作品を撮った典型的インディーズ監督ロブ・ニルソンのポップ・アート的な作風のモノクロ映像によるざらついたヒリヒリとした感触のある男のドラマ。

ストーリーが自閉的で退屈極まりなく、カサヴェテスの足元にも及ばない感じ。即興(インプロヴィゼーション)を多用したアンチ・ハリウッドっぽい撮り方以外では特に印象に残るシーンがない。凡庸そのもの。

アンディ・ウォーホルやウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグといったNYの前衛/ビートニクス系の香りがあってどちらかと言うと美術館寄りの作風だったりする。エンタメ性は皆無なのでまだ初期のトッド・ヘインズのゲイアート作品の方が面白いかも知れない。
カメラマンの孤独なんて俺には然程響かないんだが、それでも逃した鳩が犬に襲われる瞬間の惨さを見事な編集で見せてくれたことは評価してあげなきゃダメだと思う。バナナマンの「赤えんぴつ」みたいな服破りのシークエンスがある。
白黒の私小説のような映画。面白かったが、主人公のカメラマンが情緒不安定すぎていらつく。カサヴェテスを想起させるも、編集が狂ってたり、ディソルブを多用したり中々実験的で面白かった。音楽はブライアン・イーノとデヴィッド・バーン。

アフリカの貧困を訴えるカメラマンが、その写真を壁一面に貼った部屋の中で恋人との別れに苦しむという皮肉の利いた構図が良い。ラストでついにその写真を剥がすのだが、ただ“剥がす“という行為だけではなく、剥がした後の白い壁をきちんとカメラに捉えるのが偉い。

ここまで、ロブ・ニルソンの映画を三本見たが、どれも失われたものを取り戻そうとする男たちが撮られている。
そーゆーのが好きな人は見るべし。