Netflixにある山田洋次監督作品を見尽くす。
映画における旅は場転するワンシチュエーションの物語だ。限られた人たちが外界と触れることで、自分の内面を見つめ直す。空間的な旅と時間的な旅が交差する。素晴らしい映画だと思った。それぞれがそれぞれの事情をかかえ、北海道という異郷で出会う。所詮は他人でこの旅が終わればもう会うことはない。だからこそ、互いに素直になれるのだろう。温かいよ。タイトルがほぼラストだけど、だからこそ泣けるのだよ。
そしてやっぱり音でモンタージュを繋げる感じや、画角外からの音で画角を広げる感じや、画面の奥行きを駆使した長回しは、、、すごくいい!