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ハウルの動く城のmayuのレビュー・感想・評価

ハウルの動く城(2004年製作の映画)
4.6


実は最初からきちんと観るのは初めて。
(ジブリは大好きなんだけど、集合体恐怖症には結構厳しいシーンがあるから怖かったの)

私が一番刺さったシーン
ソフィがハウルのシャワールームを勝手に片付けて綺麗な金髪が黒髪になった後。
「美しくなかったら生きていたって仕方ない」と言い切ったハウル。
「あたしなんて美しかったことなんか一度もないわ」と言葉を返して泣くシーン。

ソフィの気持ちが痛い程わかる。
妹のレティはカフェの看板娘で、好きに、自由に生きてて。可愛く着飾って、自分に自信もある。皆んなから愛される性格なんだろうな、とレティが出て数分のあのちやほやされるシーンだけで見て取れるキャラクター。

お父さんの残した帽子屋をたたむのも嫌で、
でも自由もない、帽子作りで着飾る余裕もない、自由なレティが羨ましいソフィなんでしょう。
その劣等感や嫉妬心を一つも言葉にしてこなかったソフィがハウルの一言で感情大爆発したんだろうな、と。
別に帽子屋をやれなんて言われてないけど
長女として、お父さんが大切にしてたもの、とかそういう目には見えない物も大切にしてたんだろうな。


あと、カルシファーとハウルの契約解除のシーン。
カルシファーがハウルの心臓を返すところで「心って重いの」と言葉を返せるいうソフィが素敵だな深いな〜としみじみ感じた。


ハウルがキムタクなのも耳に良いし、ときめくもんね…
人生のメリーゴーランドが作中に何度も流れるけど、あんなに悲しみと不安、躍動感と喜びに満ち溢れる曲なかなかないよね…
ジブリの音楽が大好きだけど、人生のメリーゴーランドはその中でも特別。


しっかりハウル見たのはまだ1回目だから
これから何回も繰り返し観て新しい発見をしていきたい。
(疑問に思うところは沢山あるけど、まだ調べたりしてない)


ハウルが人気なのも良く分かる。
私もハウルが一番好きになった🥹
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