ハウルの動く城のtomie77のネタバレレビュー・内容・結末

ストーリーにはところどころよくわからない箇所があり、ちゃんと内容を全部理解できているか自信がない。ただ、内気で自分の殻に籠りがちで、亡父の帽子屋を守るのを口実に自分の人生を自ら選ぼうとしなかったソフィーが魔女の呪いにかけられたところから俄然生き生きとし始めるのが見ていて気持ちがいい。ハウルや皆の為に必死になり、最後には自分の意志で愛する人達との人生を始めるソフィーの成長が、とてもかっこよくて素敵だった。
映像の美しさが徹底していて隙がない。細部まで緻密に描き込まれていて色彩も明るく美しく、街や荒地などの風景も街の人々の華やかな装いも、目を見張るほど美しい。この映像だけでも見ることができて幸せ。カルシファーが喋り方も動きも愛らしく1番のお気に入り。契約がなくなっても、カルシファーがみんなと一緒にいてくれる事になって安心した。