このレビューはネタバレを含みます
余命2ヶ月を宣告された主婦セヨンは生きている間に高校時代の初恋の先輩に再会したいと、夫ジンボンを巻き込み旅に出る。ジンボンは何故他の男の為にと渋い顔だがセヨンには彼にどうしても再会して謝りたい理由があった。先輩の高校、彼の父親が勤めていた写真館と手がかりを辿って各地を巡る中で、セヨンは先輩との思い出のみならず、ジンボンとのこれまでにも思いを馳せ、ジンボンもまたセヨンとの出会いや愛の軌跡を振り返っていく。
かなりしっかりミュージカルで、セヨンやジンボン等の心情や愛の描写が歌やダンスで表現されていてしかもそのミュージカル箇所が予想より多くて驚いた。しかしこのミュージカル箇所のおかげで、余命僅かな女性の最期の旅という重いテーマの話も程よく軽妙に、暗くならずに楽しく見ることができた。序盤や旅の途中でのセヨンに対するジンボンの態度が無神経過ぎて、それが彼の動揺と悲しみを隠す為とわかっていてもイライラした。最後は流石にジンボンとセヨンの愛に心を動かされたが、それより子供たちとセヨンの場面のほうがグッときた。
悲しむのをやめて、生きている間にやりたい事を全部やろうと吹っ切るセヨンがかっこよくて素敵だった。