三四郎

生活の設計の三四郎のレビュー・感想・評価

生活の設計(1933年製作の映画)
2.5
笑えない…ルビッチュ作品にいつも笑えない!ベッドに倒れるたびホコリが立つ!彼女が「先生」になってからベッドのホコリが立たなくなる。芸術家には女性と清潔さが大切ということか?違うよな。紳士協定を結ぶが「私は紳士になれなかった」と友がいない間に関係を結ぶ。その後を想像させるようにフェード・アウト…というエロチックさ。夜の出来事は全てフェード・アウトにしてその雰囲気だけ感じさせる。ディゾルブも多用している。
ジルダはジョージにもトムにもベッドの上に横たわり同じ仕種で誘惑する。
初夜にうまくいかなくて男が部屋から出てきて花瓶を蹴っ飛ばす。淀川長治さんがしばしば話すエロチックな話はこの映画のワンシーンだったのか。ジルダが自分が蹴り飛ばしておきながら再び花を拾い砂を花瓶に入れるところで気づいた。そして淀川さんの言った場面を待っていると、やはり思った通りのシーンが出てきた。扉だけを映し夜から朝になった場面を光の明暗だけで示している。思わず朝になって男が出て来て花瓶を蹴っ飛ばすのを期待して見ていた笑
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