生活の設計の作品情報・感想・評価

「生活の設計」に投稿された感想・評価

pier

pierの感想・評価

3.6
男2人と女1人の三角関係コメディ。
彼らの紳士協定ほど、いい加減なものはない。
三四郎

三四郎の感想・評価

2.5
笑えない…ルビッチュ作品にいつも笑えない!ベッドに倒れるたびホコリが立つ!彼女が「先生」になってからベッドのホコリが立たなくなる。芸術家には女性と清潔さが大切ということか?違うよな。紳士協定を結ぶが「私は紳士になれなかった」と友がいない間に関係を結ぶ。その後を想像させるようにフェード・アウト…というエロチックさ。夜の出来事は全てフェード・アウトにしてその雰囲気だけ感じさせる。ディゾルブも多用している。
ジルダはジョージにもトムにもベッドの上に横たわり同じ仕種で誘惑する。
初夜にうまくいかなくて男が部屋から出てきて花瓶を蹴っ飛ばす。淀川長治さんがしばしば話すエロチックな話はこの映画のワンシーンだったのか。ジルダが自分が蹴り飛ばしておきながら再び花を拾い砂を花瓶に入れるところで気づいた。そして淀川さんの言った場面を待っていると、やはり思った通りのシーンが出てきた。扉だけを映し夜から朝になった場面を光の明暗だけで示している。思わず朝になって男が出て来て花瓶を蹴っ飛ばすのを期待して見ていた笑
夏夢川

夏夢川の感想・評価

4.0
塩野七瀬さん著「人びとのかたち」に取り上げられていて、気になり視聴。

・洗練されているのにとってもコミカルで、楽しい映画だった。
エルンスト・ルビッチ監督が、3マタかける女を中心に、二人の男どうしの友情も描いた軽妙な物語。

ある汽車の中で、二人の男が眠っている。
そこに女が入ってきて、二人の寝顔を模写する。
男二人が起きると、今度は女が眠っていて、画帳が落ちていたので見てみると、自分たちのダラシない寝顔が描かれている(笑) 
この女はジルダ(ミリアム・ホプキンス)であり、二人の男は11年に亘って共同生活してる売れない画家(ゲイリー・クーパー)と売れない劇作家(フレドリック・マーチ)であった。
そして、2人の男が1人の女ジルダを好きになってしまうが、三人で協定を結ぶ。
ジルダの「セックス抜きでね」という言葉とともに。
このジルダは、ある実業家ともイイ仲になっており、2人との「セックス抜きでね」という事も無くなって、実業家と結婚してしまうのだが……という展開で物語は続くが、3マタかけた女であったも下品にならずにオシャレに見せてしまうあたりはルビッチ・タッチの絶妙なところ。

観終わって、心がウキウキするような楽しさを持たせてくれるエルンスト・ルビッチ監督。

さすがである。傑作!
タイプライターの音が鳴れば、愛が始まるんですね……。
電車と車の位置関係が素晴らしい。渡される脚、男2人の接触、対面する女。並ぶ3人。

本作のルビッチはシングルベッドをあらゆる意味を込めて、エレガンスかつエロチックな空間に仕立て上げている。このベッドはもちろん最初の列車や椅子にも姿を変えており、クーパーとマーチが彼女と何かに乗るんだろうなと思ったら車に乗って終わり! 紳士協定!のちのハワードホークスのように2人の男がホモセクシャアルに映らない透明さが際立つ。
ルビッチのオフの空間への意識が好きで、例えばクーパーが切れて画面外に行くと物に当たる音が聞こえたり、パーティ会場を台無しにするために扉の先に行ってバリン!と音を鳴らす。そうした箇所が心地いい。ネタは3回繰り返す。
淀長さんが言ってた花瓶を蹴るってこれのことか
華胥

華胥の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

典型的な三角関係もの。男二人をそれぞれ出世させる女だったが、劇作家の男がイギリスに出張に行く間『タイプライタの手入れを頼む』のし掛けが良かった
ethical

ethicalの感想・評価

4.0
舞台化して、若かりし頃の鈴木京香がジルダを演じたら最高になりそう…と思っていたら、もともと舞台だったのを映画化したものらしい。台詞が完璧と言えるほど洗練されているのは映画化の際の脚本家の手腕なのだろうか。
1933年製とは思えないテンポの良い洒脱なコメディ。これぞルビッチタッチ、なんたる偉大さ。こういう映画がほんとに理想である。最近こういう映画撮る人っているのかな?
ちなみに三谷幸喜の『今夜、宇宙の片隅で』の第3話でテーマになっていた。
ノーセックス!
しかしキスまでオーケー!
二人の男と一人の女の友達以上夫婦未満くらいの三角関係!
サッパリした関係性が気持ちいい
どっちかを選べなくてどっちともキスしちゃうジルダが可愛い

羨ましいぜ!
ルビッチ節も最高に楽しめました
ラストシーケンス最高ですね

そしてゲイリークーパー超かっこいい
さすが「後ろ姿だけで女が惚れる」と言われただけありますね
ウディ・アレンが知る限りでは1番の喜劇監督だ!と言っていたそうなので、鑑賞してみましたが、なんとまあ面白いこと。
こんな素敵な三角関係があったなんて。
しかも70年以上前に。
テンポも演出も良くてとっても見やすいので、エルンストルビッチ掘ってみたいと思います!
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