kakuko

宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-のkakukoのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-(2009年製作の映画)
3.7
宮本武蔵という人物を深く掘り下げるNHKとかの番組かと思った。
宮本武蔵の一考察。
究極の非合理を心に秘めた、究極の合理主義者。
馬上での合戦を夢見た天下無双の剣豪。
二刀流が生まれたのは馬上での戦いを想定していたからという考察おもろい。
すくい上げるように斬る。
西洋の騎士、中国の騎兵、日本の武士の違いの考察おもろい。
日本にもたらされたものともたらされなかったもの。
日本の独特の地形、弩は日本向きじゃなかった。
メイスなどの打撃武器がなぜ作られ、西洋で使用されたのかの説明おもろい。
弓は地位とか関係なく無差別に殺してしまう。
芸術などにも秀でた才能を持ち合わせる。
鎖鎌の使い手とも勝負がなぜ語り継がれているのか、二刀流の合理性を示すためなのかという考察。
吉岡道場との戦いは合戦。
徹底的に合理的に生きる。
武士道。
明治から‘’合理的考え方”から“精神論”へ操作される。
佐々木小次郎との一戦は本人からあまり語られることはなかったその理由とは何か。
アニメの動きやセリフに合わせて浪曲おもろい。
さすがのproduction.IG様制作、バトルシーンが素晴らしい。
天下無双の剣豪でも合戦では一兵卒。
関ヶ原での雪辱がずっと心に残り続けていたのではないかという考察おもろい。
時代の狭間に生きた天才。
おもろい講義聞いた感じになりました。
現代の二刀流、大谷翔平はメジャーリーグMVPを獲得、天下無双とはこのことか。
kakuko

kakuko