kakuko

狂乱の日々 デス・ロードの戦いのkakukoのレビュー・感想・評価

4.0
いざ撮影しようとした時にオーストラリア、ブロークンヒルで記録的大雨発生、雨が上がったらあたり一面緑に覆われてたの本人たちからしたら笑えないけど、めっちゃ笑ってしまったな。
荒廃した何もない砂漠で撮影したかったのに植物が生い茂ってる。
道歩いてて思いついたアイデアから20年を経て完成させてアカデミー賞6部門受賞はアツい。
紆余曲折ありすぎる、よく諦めなかったな、自分だったら絶対諦めてた自信ある。
インタビューでのスタッフの感想が、生還できて良かったとか、生きてて良かったとか、砂漠の撮影どんだけきつかったの。
劇車を一回作ったのに解体しないといけない辛さ。
未完成品の試写会で、アクションが多すぎる、セリフが少ない、物語のキーとなる部分がないとか散々言われて、追加撮影でアクションシーン撮るのは尖りすぎてる、ウケる。
作品の質を落としかねない、自分たちを信じるってかっこいい、試写の意味はあったのだろうか。
ポンポさんでもあったけど、編集室で二人で作業してるの想像できてエグそう。
自分が撮りたかったシーンが撮れているのかどうかわからないってどんだけ撮影したの。
140日の撮影期間を100日に短縮。
時間と予算の戦い。
スタッフや俳優など人間関係の悩み。
映画作りは戦争。
いろんな思いが怒りのデスロードに詰め込まれてるのが分かったし、あの狂気は本物だったんだなって感じた。
狂ってたんじゃなくて、考えてた。
絵コンテ描いた人マジで尊敬だな。
絵コンテの壁紙。
もちろん怒りのデスロードは100年後も200年後も伝説として語り継がれるでしょう、面白いもん。
マッドマックス怒りのデスロード観たくなっちゃったな。
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