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四十七人の刺客のShoMのレビュー・感想・評価

四十七人の刺客(1994年製作の映画)
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池宮彰一郎(池上金男)の原作を市川崑が映像化。
市川崑らしい端正な画面と乾いた視点で貫かれている為、従来の忠臣蔵を想定すると迫力に欠ける。両陣営の情報戦も淡々としているし、吉良邸に築かれた要塞も功を奏さない。

中村敦夫の原惣右衛門が格好良いが、出番は討ち入り時だけ。
西村晃の吉良上野介は、腹に何かありそうだがいやらしさがなくて良い(当初のイメージは池部良らしいが…)。是非とも徳川光圀も登場させて欲しかったな。
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