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多十郎殉愛記のShoMのレビュー・感想・評価

多十郎殉愛記(2019年製作の映画)
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中島貞夫最後の時代劇。
闇にひらめく白刃からはじまり、とにかく殺陣、殺陣、殺陣。とにかく格好良いチャンバラが見られる。撮影所の使い方も良い。

主人公・多十郎の人物造形がかつての中島作品のようにギラついておらず、生き方に迷っているのは監督の変化か時代の変化か。ただ多十郎を演じる高良健吾は、前半の怠惰な色気(特に呑み屋で女の背に絵を描いている所)といい、後半の殺陣といい抜群に良かった。
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