サーフ

たまの映画のサーフのレビュー・感想・評価

たまの映画(2010年製作の映画)
3.7
「たま」、全然世代では無いけど「さよなら人類」とか「オゾンのダンス」とか「電車かもしれない」とか好きな曲はいっぱいあるバンド。

「三宅裕司のいかすバンド天国」で人気に火が付き「さよなら人類」などで知られるバンド、たま。
2003年に解散し、その6年後の2009年時点でのメンバーだった3人の音楽活動を追っていくドキュメンタリー作品。

本編では「たま」の過去の映像は全く無く、2009年時点での彼らのミュージシャンとしての姿のみで構成されているけど、「たまの映画」としか言いようがない作品。
それは多分「たま」の時と解散してそれぞれソロやバンドとして活動している時の音楽のスタンスが全く変わっていないからなんじゃないかと思う。
ジャケットにも「やりたいことだけ。」とある通りやりたい事をやり通すのが彼らだから「たま」時代の物語なってもソロ時代の物語でも語られる事自体は対して変わりはないのではと感じる。

収録されているライブ映像はホントどれも良い。知久寿焼の物悲しさと何処かリリカルな楽器の音色、唯一無二の純な歌声と滝本晃司の甘い歌声。聞き入ってしまう。

印象的だったのは石川浩司の「なんじゃこりゃと思わせる物を見せたい」みたいなインタビューの後に流れたのが彼がバレエのチュチュを着てプロレスのリングの真ん中で「昭和ヒーロー数え歌」を歌うという物。あまりにも「なんじゃこりゃ」が過ぎる。
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