キモサベ

バードのキモサベのレビュー・感想・評価

バード(1988年製作の映画)
3.1
一流監督ともなれば、許される“わがまま”? おそらく興行成績など恐れることなく作られた?(製作にも加わっています)一作のように感じました

ジャズなど全く知識のない自分ですが、静かすぎる、誇張のない作風だけに逆にクリント・イーストウッド監督のこの映画に賭ける“熱”のようなものが伝わってくるのです
それは、映画、音楽(ジャズ)、そしてチャーリー・パーカーに対する“愛”そのものではないでしょうか?

ズバリ、そんな“想い入れ”の一作と、解しましたです、はい

【ラスト】
52番街の変貌
台頭するロックンロール
降りしきる雨
たどり着いた家
テレビを見ながら息をひきとるチャーリー
搬送する救急隊員の報告でしょうか、「男性・黒人・推定年齢65歳・・・」 34歳の生涯でした

全く関係ないはずの「許されざる者」(1992年)が浮かんだ自分・・・あれは何だったのだろ?
キモサベ

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