"名無しの男"最終章
今回は隠された財宝巡りです。
タイトルにあるように、「善玉」「悪玉」「卑劣漢」の3人が作品内を駆けまわる。
前作では良きライバルだったモーティマー大佐(リー・ヴァン・クリーフ)の活躍を期待しましたが、今作では一転悪玉として横暴を繰り返すのでやや拍子抜けしました。一体なにがあったのか。
西部劇では、とにかく人の命が軽く扱われているような気がします。命よりも金、という歴史的事実が実際にあったのか。それとも脚色か。
イーストウッドも「善玉」として登場しますが、最後は「薄汚い大悪党」と罵られ、物語は終わる。
その後のイーストウッド作品において、やはり西部劇の影響は大きいのでしょう。
なにはともあれ、主役級3人にまともな奴はいませんでした。