安堵霊タラコフスキー

恋の手ほどきの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

恋の手ほどき(1958年製作の映画)
2.9
公開された当時アカデミー賞で候補になった全ての部門で受賞する快挙を達成したらしいが、はっきり言ってこの程度の作品がそんな快挙を達成するなんて相当な不作だったんだなと少し呆れてしまった。(実際最大の対抗作がラディカルな手錠のままの脱獄という時点で不作ぶりが察せられる)

奔放なレスリー・キャロンは魅力的で、彼女に関しては混戦だっただけに主演女優賞候補にならなかったのが惜しく思えたけど、そんな彼女以外殆ど印象に残る点が無かったし、ミュージカルなのに記憶に残る曲がジジのテーマくらいってのはどうかと思った。

同じヴィンセント・ミネリのミュージカルなら巴里のアメリカ人の方が面白かったしミュージカルシーンもあっちの方が良かった。