まさなつ

銀座の恋の物語のまさなつのレビュー・感想・評価

銀座の恋の物語(1962年製作の映画)
3.5
「心の底から、しびれるような〜吐息が切ない、ささやきだから〜🎶」

デュエット曲として有名なので人が唄うのは聴いたことありますが、自分で唄ったことはないです。でも、この映画観たら、いつの間にか口ずさんでしまいます♪ ^^;
歌謡映画と言うんでしょうか、この曲が何度も流れます。

60年代前半の銀座が舞台。今でも地方では、繁華街を「○○銀座」と呼ぶように、当時は日本一お洒落な街だったと想像します。その姿が観られるだけでも楽しい。時代を感じさせるのは、やきいもやたこ焼きの屋台があること、笑。

そんな、みんなが憧れる街での恋の物語〜歌そのまんまです。
単純なラブコメかと思ったら、結構、いろんな要素が詰め込まれてました。三角関係、すれ違い、はまあ定石として、記憶喪失、催眠療法?、密輸?、ミュージカルのように突然唄いだしたり、、。まるでインド映画のようにてんこ盛り。それを90分でやるとは!結構楽しいです。
脚本に熊井啓の名があったのは、かなり意外でした。

石原裕次郎は、太陽にほえろのボスのイメージぐらいしかないのですが、この頃はスマートで背が高くカッコイイ。笑うと揃ってない歯並びが親しみを感じる。今まであまり良い印象なかったのですが、当時、国民的アイドルだったのも、なんとなく分かりました。画家志望には見えないのはご愛嬌。
浅丘ルリ子は、まだ痩せすぎてないころで、初々しく可愛いいです。
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