梅田

大砂塵の梅田のレビュー・感想・評価

大砂塵(1954年製作の映画)
3.4
なかなか観る手段が無かったけど、Blu-ray発売を知りようやく観られた。が、期待して観た割には、それほど興奮させられなかった……。
砂嵐が起こってるのは冒頭だけだし、スターリング・ヘイドンがギター担いでるのも最初だけだし、面白いのも最初のシークエンスがピークだと感じた。衣装やメイク含めて、ヒロインとしてのジョーン・クロフォードが今ひとつ好きになれない(どうしたってオルドリッチの『何がジェーンに起こったか?』がチラついてしまう)。あと、メインテーマをピアノで弾くシーン、当て振りなのはいいけど、せめてもう少し曲と手の動きを合わせてくれないと、真剣さがはなはだしく損なわれていると思う。
ただしやっぱり冒頭のシークエンスは相当いい。三すくみの真ん中を悠然と歩くジョニー・ギター、この映画でヘイドンが唯一カッコいいシーンだ。
梅田

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