良くも悪くも事前にあまりにノイズが多かった作品だけど、観終えた直後の感想としてはこれまでのノーランのキャリアハイでは？ 実際、賞レースや興行の成績を見ても客観的にそうなんだろうけど。原爆投下に至った前後のオッペンハイマーの、焦点の定まらない一連の演説シーンを見たら、ここに広島長崎の描写なんて入れる余地ないじゃん、と思った。
『DUNE part2』も非IMAXスクリーンで観た自分が何をか言わんや、ではあるんだけど、この人物のクローズアップをせわしなく切り返すスタイルをIMAXで観たらけっこうユニークな体験になるのでは？と想像しました（通常スクリーンで観てます）。
