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チャンピオンのtq1chiのレビュー・感想・評価

チャンピオン(1949年製作の映画)
3.0
”生まれて初めておれは人々に期待されたんだ”

「佐々木、イン、マイマイン」に映像が引用されており、そこで興味が湧いたので鑑賞。
金も威厳もなく、「ミスターと呼ばれたい」と常々思う主人公がボクシングを通して自分の価値を世界に見せつけていく話。
編集でアカデミー賞を取っただけに、当時にしては臨場感のある編集になっていた。
主に試合中の映像が特に良かった。
また、最後の試合を映画の最初と最後に待ってくる演出も良かった。
あのラストがあるがために、それまでの主人公の生き様がよりドラマチックになっているように感じた。

ただ女性がトロフィーワイフのような扱いをされてばかりな点が気になった。
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