根強いファンを持つカルト映画。名画座の定番作品。石井輝男監督。
新宿カリコレで観賞。
江戸川乱歩の諸作を取り入れた怪奇ドラマ。乱歩的な雰囲気に溢れた秀作。
過去の記憶がない主人公の人見広介。医学生だった彼は何故か精神病院に閉じ込められている。抜け出した広介は、サーカスの少女、初代が歌う子守唄から記憶を取り戻しかけたが、目の前で少女が殺されその犯人にされてしまう。逃亡者となった彼は列車の中で自身と瓜二つの菰田源三郎の死亡記事を目にする。広介は埋葬された源三郎が生き返ったように見せかけて源三郎に成りすます。こうして広介は奇妙な生活を送る羽目になるが……………
なかなか凄い作品を観てしまった！評価は別れると思うが、何でもあり。エロ、グロ、奇形人間、悲しい家族ドラマ、最後の絶対に笑ってはいけない衝撃。石井輝男監督恐るべし！
全体的にシリアス(ただし突っ込みどころ多)だが、何故か由利徹のお寺のシーンはもう完全なコメディになっていた(笑)。もしかしてこれコメディ映画。。
素晴らしいカルト映画でした。
