魯肉飯

狼は天使の匂いの魯肉飯のレビュー・感想・評価

狼は天使の匂い(1972年製作の映画)
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想像以上によかった…途中ハンタみたいな力技のシーンあって笑った。観てて思ったんだけどIn My Time of Dyingって挽歌だな。リッツィオ好き。
帰る時間が近づいているのをわかっていても、あと少しって遊びたい気持ち。無謀にも思えるでっかい計画は子どもの特権だ。偶然居合わせた子たちにまぜてっていって、すぐに仲良くなるあの妙な巡り合わせ。側から見れば価値のない、もう古いんじゃない?っていうものでも、大事にとっておきたいたからもの。そんな思い出を秘密基地にかき集める。
人はものじゃないので、貸し借りや操作、どっちにしよう?なんてのはできないし、甘えん坊さんのすることだけどね。
ニノフェレールのLa maison près de la fontaineがぱっと浮かんだんだけど、こちらも1972年リリースなんだ。戦争が終結して、急速に何もかも変わっていった時代っていうのも背景にあるのかなぁ。原作は経済成長による都市問題におけるフィラデルフィアの暗い部分をハードボイルドに描いたものらしく、映画のゆるさはないみたい。
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