魯肉飯

ロブスターの魯肉飯のネタバレレビュー・内容・結末

ロブスター(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

前に草原のポスター見て気になってたやつ。ギリシャ神話めいた設定と俳優の演技の勝利な変態的コメディ。
パートナーを手に入れるため、標的を定めて虎視眈々と狙い撃ちするって確かにかなり動物的な行為だよな。独り身として生活を追われ、森に息を潜めてひっそりと横たわる描写が孤独を感じさせる。
2人じゃないと殺される世界で洗脳を受け続け、競争を脱して1人のコミュニティに飛び込むとそこにもまた抑圧的な社会が構築されているという両極端なディストピア。
一方通行の会話と上辺だけの交流関係によって築かれる友愛の先にそれぞれが望む幸せはあるのか。必ずみんなと、相手と共通項がないとダメで、規範から少しでも外れていたら異端者で生きていくことはできないのか?と問いかけてくる。
感情のないくらげに生まれ変わりたいって落ち込んでた時期を思い出した。
魯肉飯

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