あおい

キャスト・アウェイのあおいのレビュー・感想・評価

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)
3.6
必死に繋ぎ止めた命、しかし現実は無情にも…

ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の孤島サバイバル。

さすがハンクスさん!ほぼ一人芝居の、体を張った名演で、とても見応えたっぷりでした!

どういう経緯で無人島に飛ばされるのかって、序盤からワクワクしながら観れた。

そんで遭難してからの、ハンクスさんとウィルソンの絡みは最高!「呪術廻戦」でもネタにされてたあのシーンもあり、この映画以外で見ることはないであろう友情の形。冷静に考えれば、正気の沙汰じゃないですが、あの状況と乗り越えてきた困難からすれば、ウィルソンは生涯の友と言って過言はないでしょう。

ヒゲモジャになり、キモいカニを食べたり、半裸で筏を拵えたり、崖によじ登ったりと、今までにないハンクスさんを見ることができ、ほぼ言葉はないのですが、映像だけでも十分楽しいです。

ロバート・ゼメキス監督は、ほんまに時代とかに取り残された人を描くのが好きなんやなと改めて実感。

今回はファンタジーではないので、主人公には過酷な試練が待ち受けています。それでもそれを乗り越え、新たな希望を掴もうとする、というかその端緒を掴んだようなあの顔。

彼ならば、失った4年間を取り戻すことがきっとできるでしょう!
あおい

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