みなみ

一命のみなみのレビュー・感想・評価

一命(2011年製作の映画)
3.9
よかった。沁みた。時代設定が現在じゃないから共感とかはなく歴史の教科書を観てるような感覚だけど、ベタに命とは?ってなった。
設定がすごい。狂言切腹とかいう実際にあったかわからないもので当時の貧富の差や武士道、命の重さを叩き込まれた。
海老蔵や瑛太に満島ひかり、役所広司の演技も良くて、すごい引き込まれた。瑛太の竹光での切腹シーンとかはもう観てられない。惨い。
よかったのは、その中でも細かくぐっとこさせる演出があったのも良かったし、井伊家側をそこまで悪人にはしてなかったのが良かったと思う。新井浩文とか特に。
ただどうしても殺陣のシーンはストーリー的な都合の良さがあるように感じてしまうのと、終盤の嘘っぽさしかない雪がちょっとなあ。
名作のリメイクだけど、元の作品も気になる。けどもうお腹いっぱいかなあって気もする。
みなみ

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