原作は読みたいと思いつつも読んでなくて、映画を先に観てしまったこの作品。原作とはそれなりに違うみたいだけど、個人的には期待したほどのめり込めなかったかなあ。
前半は２つの家族を交互に移しながら、後半でその伏線を回収ってか一つに交わっていく構成で、それはとっても好きなやり方だった。その核となる部分になんのサプライズもなかったのが少し残念だけど、別にそもそも驚きは狙ってないんだろうな。
前半はほのぼのなはずなのにどのシーンもしんどくて良くも悪くも目を逸らしたくなる。不快な人間が多い。ここで登場人物を好きになれなかったから後半の感動展開にいまいち乗り切れなかったんだと思う。
夢と現実を履き違えた大森南朋。無駄におしゃれなのにパンの耳とか食べさせてくる石原さとみはわがままでずるくてキレそう。親子という形にこだわりすぎる田中圭。終始痛くて観てられない。逆に永野芽郁ちゃんはいい子すぎて、市村正親はいい人すぎて観てられない。
そう言った前半に植え付けられた印象が後半で「実は〜」みたいになったときに感動に反転するのか？私には無理だった。
みぃたんだけが救い。みぃたんが雨の中で傘を放り出して踊るシーンは尊すぎて涙出た。
早瀬くんのアンパンマンマーチは最高だったなあ。
といいつつラストへの展開は綺麗だったしそれなりに感動した。題材は好みだし、瀬尾まいこだし、大好きな作品になりそうだったのに悔しい。
田中圭って常に嫌い。常に演技がくさくて痛い。どんな役でも嫌いだからもう多分無理だ。
