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シャンハイ・ヌーンの一人旅のレビュー・感想・評価

シャンハイ・ヌーン(2000年製作の映画)
3.0
トム・デイ監督作。

誘拐されたお姫さまを奪還すべく奮闘する二人の男の活躍を描いたアクションコメディ。

香港が生んだ大スター:ジャッキー・チェンとハリウッド俳優:オーウェン・ウィルソンがコンビを組んだ爽快アクションシリーズ第一弾で、19世紀後半のアメリカ西部を舞台に、紫禁城から誘拐されたペペ姫を救い出すべく奮闘する近衛兵:チョン・ウェンと列車強盗団リーダー:ロイの友情と共闘を描いた“バディムービー&西部劇”風味のアクションコメディ。

“ジャッキーが西部劇に殴り込み!”てな感じで、コテコテの西部劇世界で東洋人&アウトロー白人の凸凹コンビが大冒険を繰り広げます。今回のジャッキーは辮髪スタイルで(男版ポニーテールみたいなお馴染みのアレです!)、装いも清朝時代のチャイナ服なのでカウボーイが主役の西部世界の中では明らかに浮きまくってますが、そのミスマッチが映画的にいい感じです。相手役のオーウェン・ウィルソンは落ちこぼれアウトローで、列車強盗団のリーダーを自称しながらもどこか悪に徹し切れずそこはかとなく“いい人”感が出ています。そんな二人は出逢い当初反目していましたが結局仲良くなり、囚われのお姫さまを救出すべく一致団結して奮闘するのです。

で、アクションもなかなかの出来です。ジャッキー真骨頂のカンフーアクションが目白押しで、体を張ったスタントや西部劇ならではの馬上アクションも見所です。西部劇なのにガンアクションではなく格闘スタイルを貫いている点はジャッキー映画ならではの演出であります(ガンアクションはオーウェン・ウィルソンが担当!)。

※エンドロール前にお約束のNGシーンがありますよ!
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