これが『戦艦ポチョムキン』…
何度も目にし耳にしていた名前の作品をついに観た。戦艦ポチョムキン…なんて言いたくなる響きなんだろう。禁中並公家諸法度ぐらい言いたくなる。
セルゲイ・M・エイゼンシュテインという監督の名前も知ってはいたけど、作品を観るのはこれが初めて。
プロパガンダ云々のことは色々ややこしくなりそうなので、そっと脇に置かせていただいて(脇に置くだけでも怒られちゃう?)考えてみると、面白いというか凄い作品だなと。
とにかく人の数がものすごいし、作品全体にエネルギーが満ち満ちていて迫力が凄まじい。甲板に集められた水兵達に艦長から銃殺命令が出されるまでの緊張感もすごいし、そこからの反乱の躍動感もすごい。
そして何より階段での虐殺シーン。
撮影技法の事など詳しく分からない自分でもすごいシーンだとはっきり分かるということは、相当にすごいんだと思う。
これまで度々この作品名に触れてきたのにも納得の作品でしたとさ。