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戦艦ポチョムキンのUえいのレビュー・感想・評価

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)
3.5
「メトロポリス」の前年、1925年にロシアで作られた作品。有名なオデッサの階段は見た事あったが通しでは初めて見た。スターリン政権下のソ連で製作され、1905年に起きた戦艦ポチョムキンの反乱を描く。

戦艦の上でのシーンが多く、セットでは無く本当に海の上に浮かんでいて、セットが多かった「メトロポリス」と対照的だった。ウジの沸いた肉を食べるのを拒否した乗組員が上官に殺されそうになり、反乱が始まる。

そして、死んだ乗組員がオデッサの港で弔われると、市民にまで革命の勢いが伝播するーー。

オデッサでのシーンは人の多さに驚く、乗組員を弔うため、住民が細い桟橋に長蛇の列をなす。そしてエイゼンシュテインの有名なモンタージュが炸裂するオデッサの階段のシーンは考えながら見ると凄いなあと感じる。この階段は現在のウクライナにあるらしい。いつか行けるかなあ。
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