安堵霊タラコフスキー

岸辺のふたりの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

岸辺のふたり(2000年製作の映画)
5.0
マイケル・デュトク・ドゥ・ヴィットの最高傑作を挙げるとするなら、現状満場一致でこの作品となることだろう。

自転車というモチーフを使い、ここまで端的にかつ味わい深く無常観や人生の儚さを歌い上げる作品なんて数える程しか無いだろう。

モノクロやセピアの絵が美しく、ユーモアに富んでいて、そして実に感動的、こんな傑作がアカデミー賞等多数の映画賞を受賞するのも至極当然のことと言える。