岸辺のふたりの作品情報・感想・評価

「岸辺のふたり」に投稿された感想・評価

ども

どもの感想・評価

5.0
三途の川という概念は海外にもあるのですね。知らなかった。
人生の折に幾度となく思い出してきた人に最後に再会できるなんてしあわせなこと。
重くなって腰が曲がった自分の身体を脱ぎ捨てて若返る。
死と思われる描写がとてもやわらかい。あたたかい。
すごくシンプルな色と線ですが動きが愛おしく、かわいらしいです。
自分が父親になった時もう一度この映画を観直したい。

アニメ好きな人なら観ておいて良いと思う。
Uknow

Uknowの感想・評価

4.0
私の記憶に、いつも後姿で現れる人がいる。
あの頃、あなたが口にしなかった言葉に、
いつか私は、辿り着くのだろうか・・・?
ずっと、麦100%。
大分むぎ焼酎、二階堂。

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二人で坂を登る自転車
岸辺に並ぶ木と立てかけた自転車
屈んだひたいにキスを
大きな影が体を持ち上げ離れがたい抱擁を与える
別れはほんの一瞬で 岸辺の船は父ひとり乗せ離れていく

押して歩いた坂道を 今は一人漕いでいく
あの日のままそこに佇む父の自転車
岸辺の道を伸びる影は一つだ

向かい風に揺れる岸辺
風に流れる伸びた髪
大きくなった自転車
帰る岸辺は背おう風

雨に濡れるぬかる岸辺
父の自転車はもうない
眺める岸辺重いペダル

友と並ぶ並木道
一人立ち止まる岸辺
名を呼ぶ友を追いかけて

背につかまり二人の岸辺
夕暮れの中をゆっくりと
過ぎ去る父の思い出

二つの自転車に二人ずつ乗って
あの日の岸辺共に眺める遠い景色

海鳥の声響く岸辺
雪かき分ける轍
コートの隙間に入り込む寂しさ

トボトボ歩く自転車はパタリと倒れて岸辺
草の海をかき分けて土に沈む父の船
別れた日々をかけ戻り、あの日の腕に包まれる


・セピア色の世界とアコーディオンの音も合間って大分麦焼酎。飲んだことないけれど
・オトーチャン…
megu7mi

megu7miの感想・評価

5.0
あまり観たことある人に出会えないけど、名作。
名作アニメーション。

岸辺に立つ1人の少女。
父親の帰りを待つ少女は時の流れとともに大人になり、父親は現れないが、人生は自転車の車輪のように進む🚲🌳

そしてラスト。

このアニメーションにセリフはない。

登場人物に名前もない。

表情もない。

でも十分すぎるくらい、感情が伝わる。

また、いつか会いたい人に会えると思える映画。
シナリオ 10.0
映像表現 10.0
音楽 9.8
テンポ10.0
好み9.8
あの時ついていきさえすれば、っていう記憶は誰にでもあるとそう思っていたい
立ち止まる瞬間は年を経るごとに少なくなっていくけど
でも、〈向こう岸〉に渡ることは少なくともアニメにしかできないことだと思うので、わたしはアニメに希望を抱いていたい。
回転。

最後は少女まで戻ってもらいたかった。
romio

romioの感想・評価

4.6
レッドタートルの監督の8分間の短編作品。

レッドタートルも自分は大好きでしたが、こちらの作品もめちゃくちゃ好き。
哀愁と心地よさが押し寄せてきます!
シンプルに描いてるだけに、よりその想いだったりが濃縮されてるように感じられます。
こういうポツン、ポツンとした作品好きです。この10分で大切なものを見せてくれるそんな素敵な作品です。おすすめ。
マイケル・デュトク・ドゥ・ヴィットの最高傑作を挙げるとするなら、現状満場一致でこの作品となることだろう。

自転車というモチーフを使い、ここまで端的にかつ味わい深く無常観や人生の儚さを歌い上げる作品なんて数える程しか無いだろう。

モノクロやセピアの絵が美しく、ユーモアに富んでいて、そして実に感動的、こんな傑作がアカデミー賞等多数の映画賞を受賞するのも至極当然のことと言える。
こんなに美しいアニメーションってあるんだなあ。最後おばあちゃんは死んじゃったのだろうか。
リ

リの感想・評価

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アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した作品。いろんな捉え方ができる物語

アニメーションのタッチが見ていて落ち着く&物悲しさがすごい。。

やっぱ短編の作品もいいな〜
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