自由奔放にニューヨークで生きているホリーと同じアパートに引っ越してきたポールの純愛を描く。
穏やかでハートフルな映画でした。展開にそれほど起伏はないけど、まあクラシック映画ですし。こういうの好きなので観てよかった。美しい女性が天真爛漫で可愛らしいって最強ですよね。どの国でもどの時代でも一緒。オードリーヘプバーンは可愛すぎる。人のことを気にしないで自分の思ったことをたくさん喋ってたくさん動き回って男を困惑させる感じ、観ててニコニコしてしまいました。
タイトルになっているけど、ティファニーで朝食を食べるシーンは冒頭のみ。しかしそれがホリー・ゴライトリーという女性を最もよく表している描写といえる。
本作で描かれる恋模様は若干ローマの休日に似ている部分もある。ホリーに振り回されつつも惹かれていくポール。グレゴリー・ペックとジョージ・ペパードが王道ハリウッドスターイケメンなのもあって、シンクロしやすいかも。
ホリーが窓辺に座って「ムーンリバー」を歌うシーンは最高ですね。映画史に残るワンシーン。穏やかで切なくてノスタルジックな気持ちにさせられます。なんだか、もう2人ともこの世界にいないんだとか考えながら観ると泣いちゃいそうになる…。
役者さん
オードリー・ヘプバーン
世代の頂点。彼女より可愛い人はいなかったはずだ。ちょこちょこ動いて忙しなく喋りながら準備する最初のほうのシーン、素敵な芝居でした。泣く演技はできない人だったのかな。
ジョージ・ペパード
とてもカッコいい。モテる男のイメージ像を体現している感じ。役柄がかなり「ローマの休日」のグレゴリー・ペックと被る。