かん

ジャックのかんのネタバレレビュー・内容・結末

ジャック(1996年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

 人の4倍の速度で成長してしまう一種の早老病を患い生まれてきたジャックの人生を通して、命の尊さや儚さ、愛や友情を描く。

 最初は10歳なのに見た目がおじさんってのがどうにも気持ち悪い感じがしたけれど、ロビンウィリアムズ演じるジャックは純粋で素敵な少年だったから、だんだん受け入れられるようになった。本当に子供は純粋で、見た目が自分らと違ったら異端だと判断して仲間外れにするしいじめる。けれどその一方で、そいつがとても良い奴なんだとわかったらすぐに受け入れて友達になる。良いところを見つけて認める。子供の純粋さは残酷であり美しくもあるなあと思った。

 それにしてもロビンウィリアムズの芝居がすごい。10歳の少年そのものだった。子供達も素晴らしかった。

「どのくらい成長が早いの?」
「君らの4倍。20歳でおじいさんさ。」
「20歳までが最高なんだよ。それからは下り坂だって。」

 ルイの優しさに胸を打たれるシーン。

 心があったかくなる映画です。


ロビン・ウィリアムズ
 優しいおじちゃん役しか見たことなかったが、こういう役を見ると彼が評価されてる理由がさらに分かる。相当難しかったと思う。

ジェニファー・ロペス
 めちゃくちゃ可愛い。意外と教師役似合う。
かん

かん