出演者や、使われている音楽が、70年代好きにはたまらないチョイスで溢れてる。個人的には、友部正人がすごく好き。原作がガロ漫画家の林静一の『赤色エレジー』で、不安な構図や曖昧な描写が結構あってちょっと混乱した。
この頃のあがた森魚って峯田にちょっと似てるな。原作と違って、一郎も幸子も髪が長くて、二人の髪の長さが同じくらいなのがなんか良かった。二人で鏡の前で髪を梳かすシーンとか。ダメな男ってかわいいなって思うシーンが結構ある。
あと、大瀧詠一の「びんぼう」が流れるシーンで、やたらノリノリの黒人が突然出てくるのが強烈だった。
