この映画を観終わってレビューをちらちらみていたら、
①妻派
②夫派
③結婚ってそういうもの派
に分かれているのがおもしろい。(私はどっちかというと夫派)
というのも、妻が冷めるまでのきっかけというものがハッキリと描かれてないからだと思う。きっかけというのは、浮気だったり、手が付けられないほどアル中だったり。妻はそんな衝撃的な原因じゃなくて、夫の幼稚な頼りなさとか、手がつけられない衝動性とか、日常的なもので冷めた。(というか私は最初から愛してなかったように見えたけど)
観る人によって肩入れしたいキャラが変わる繊細な人物描写。
結婚はそんな一方的にどちらかが悪いという訳でなくても終わってしまうことが往々にしてある。そんな繊細な現実をここまで再現した恋愛映画というものを初めて観ました。傑作と言われる所以を見た気がします。