Matilda

ブルーバレンタインのMatildaのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
3.6
この映画はえぐられるといろんなサイトに書いてあり抵抗があったのと、あとTSUTAYAではいつも借りられていたので観る機会がなかったのですが、昨日たまたまTSUTAYAに立ち寄ったらあったのでもう観るしかないと思い、ある程度覚悟して観賞。

思ったよりはえぐられませんでした!というか全然大丈夫でした!なんでかはわかりません(笑)

ストーリー的には結構悲惨ではありました。
きっとこの映画は女性ならシンディに男性ならディーンに共感するものだと思いますが、映画自体の構成がどちらかの側からの視点、というよりはかなり客観的な視点で作られていたので、現実を客観視できるいい映画だった気がします。ある夫婦の生活を描いたドキュメンタリー的な?

ひとつだけ言えば、ミシェルがストーリー的にも役柄的にもテイクディスワルツとかぶりすぎててそのイメージが抜けなくて結構困りました。だからどうしてもミシェル演じるシンディが私には悪く見えてしまうところも。

正直なところ、あれだけディーンに愛されているのになんでそうこじらせちゃうかなあと思う部分もありましたが、お酒とか暴力とかが入るとなんとも言えませんね。このなんとも言えない感じなのがまた現実的とも言えます。

ネットで言われているほどひどくえぐられる作品ではないと思うし、経験として観てよかったし私の中では満足度も高いですが、たぶんこれはかなり人によって感じ方が違うと思うので、他人に好んで勧めることはできないかなあ、という感じです。
兎にも角にも、私はこの映画、好きです。でもまだ完全に理解するのにははやいのかな…数年経ったらまた観たいですね。
Matilda

Matilda