このレビューはネタバレを含みます
何故そうなると思う場面も多かったり少し退屈感がしたりするのはイタリア映画らしいなと後になって思う。
やっとのことで『カンパネラ通り15番』という情報を手に入れたのにそこには行かず情報源の老人に固執するところや自転車が盗まれたことを隠しているところは理解できなかった。
最後は結局自転車を盗み切ることもできず、盗まれた自転車も見つからずにとぼとぼ歩いて帰る姿が雑踏の中小さくなっていくシーンで終わるあたりがドキュメンタリーのようで、なるほどネオレアリズモだなと感じる。
「戦後」で「敗戦国」と、日本と同じ共通点を持つけれど、当時の状況も活気(?)も描き方もまるで違う。