指の小指

デッドマンの指の小指のレビュー・感想・評価

デッドマン(1995年製作の映画)
3.5
ジム・ジャームッシュ監督の過去作を観よう!パート3🤟

主人公は会計士としてマシーンという町に辿り着いたウィリアム・ブレイク。端正な顔立ちと危うさを孕んだそのキャラクターは、ジョニー・デップが最適解と言えるでしょう。

辿り着くまでの列車の客層も、町に近づく毎にどんどん危険な香りが漂ってくる。契約をする為に会社に行くも、既にその席は埋まっていて途方に暮れるブレイクは、酒場で知り合った元娼婦セルと良い感じに🌹

しかしそこで元彼チャーリーと鉢合わせしてしまい、結果的に彼とセルは死んでしまう。チャーリーを失った会社の社長は殺し屋を雇い、ブレイクは追われる身に。

西部の町でクリーブランド製のスーツを着たブレイクがとても異様に映る。道中で出会うインディアンのノーボディが幼い頃迫害を受けた話をするが、まさにそこにシンパシーを感じたのかもしれない。

子鹿に寄り添うシーン、劇中流れるニール・ヤングの即興演奏による劇伴は心に残った🦌

“幸せに生まれつく者、ある者は生涯が闇夜”

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