romio

男はつらいよ 私の寅さんのromioのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)
3.4
男はつらいよ 第12作目。

今回の寅さんは、ヒロイン登場までに時間がかかる。
というのも、虎屋一行が九州に旅行に。
初めての飛行機旅行ということで寅さんは一人お留守番。
時代の移り変わりが感じられる。
前の時のように、旅行に行けなくなるんじゃないかとちょっとドキドキした。

一人お留守番になった寅さんは相変わらずの子どもっぷりを発揮。
構って構ってちゃんの姿にはあーあ退屈だなと感じるが。
家族のことが大好きで仕方ないその姿も寅さんの魅力なのだろう。
そして後半になってようやくマドンナ登場。岸恵子さん。
あんまり魅力なかったな(申し訳ないけど)
ただ、終わり方はなんとも味があって良かった。
この次の回もそうだが、人生、その生き方にフォーカスが当てられ、そして去る寅さん。別れの歌がたまらなかった!
送られてくる手紙。
旅先で今日も元気に商売をする寅さんの姿。山からもくもくと上がる煙に雄大さと旅情が感じられた。
romio

romio