いったい何を見せたいのかがさっぱりだった。
日本では、脳死の判定は臓器移植を受諾した後に行なわれると定められていて、受諾しない場合、心臓が動いている間は生きているということになるという問題があることを見るまで知らなかった。
この映画では、そんな問題に直面した家族の話では、ない。
じゃあなんなのかと言われたら、それは分からない。
普通の家族、普通の会話、普通の感情、
そんな普通が邦画には見受けられないのだけれど、
もしそうでないならば、こんな変にまとめないで、もっとホラーにするか、もっとサイコにするか、なんかやりようがありそうだけれども。
どこに物語が着地するのかなと見ていて、ただただ何もない映画で残念だった。