Avi

火垂るの墓のAviのレビュー・感想・評価

火垂るの墓(1988年製作の映画)
4.0
4日前があの日から74年…
そしていよいよ5日後が終戦の日…

この映画、果たして私はもう一度観ることができるのだろうか?


特に驚くような展開もなく終戦間際、励ましあい、必死に生き抜こうとする兄妹の姿を淡々と描いた作品。
だからこそ戦争の無情さ、無益さを痛烈に表せている。

高畑勲監督を含め、この映画の製作に携わった方々の強い意志を伴ったこれらの訴えを感じた。
日本に限らず世界の多くの方に観てもらいたい映画

本当にこの90分間、胸に刺さるように辛かった。


あまりに多くの無実の人々を失わせた原爆は列記とした殺人であり犯罪。
あの時を語れる戦争体験者の方々もきっとあと数年でこの世を去ってしまう。
唯一の被曝国である国民の我々日本人は原爆という負の歴史を決して蔑ろに、そして忘れてはいけない。
世界に後世に語り継がなければならないと改めて痛切に身に染みて感じた。
Avi

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