玉生洋一

アジャストメントの玉生洋一のネタバレレビュー・内容・結末

アジャストメント(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

●ドアが別の場所に通じているという映像の連続を堪能できる。どこでもドア好きにはたまらない。
●ヒロインに影響されて、ありのままの言葉で話した敗北演説が支持を得る冒頭の場面が清々しい。ネクタイの色や靴の汚さまで選挙参謀によって決められていることのバカバカしさ、ありのままの自分でいることの素晴らしさがよく伝わるシーン。
●原作は別物とのことなので読んでみたい。
●スターチャンネルで視聴(1時間50分弱)

※以下ネタバレあり。
●運命に逆らって真実の愛を貫くというストーリーには共感できるが、「もともと運命の相手だったが新しい運命に書きかえられた」「書きかえられた理由ははっきりしない」という点がモヤッとポイント。理由が語れないのであれば、もともと運命の相手とも記されていない相手に恋をしたというほうがスッキリできる。
●最初に出会ったときに男性トイレにいて、誰かに追いかけられていたヒロイン。そもそもヒロインが調査員から逃げており、記憶も操作されていたといった仕掛けでも面白かったような。
●作品の冒頭で主人公が選挙に負けるので、てっきり終盤に選挙に勝つシーンがあると予想していたのだが、なかったので少々消化不良。