とり

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師のとりのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

バートン、デップ、ヘレナボナム。
いよいよマンネリ化してきたのかワンパターン臭がちょっとハナにつき始めたのか、どうも微妙な作品でした。
劇場で観てたらもっと雰囲気出て楽しめたのかなぁ。
徹底したグレイ調の映像は雰囲気がすごくあるんだけど、やりすぎっぽく感じました。
人物以外全部CGかよって思うくらいのところもあって、やや興ざめ。
それに加えて主演の2人、デップとヘレナ。
顔面白塗りしすぎ、爆発ヘアスタイル気になりまくり。ドリフのコントみたいでもう・・・。
スリーピーホロウみたいなのを期待してただけに、残念でした。
ミュージカル映画として特に頑張ってるわけじゃないにしても、もうちょっといい楽曲があっても良かったのではと思う。
デップは思ったより上手く歌ってた。
でも判事役のアラン・リックマンはイマイチだった。そういえば白塗り度も低めだったっけ。さすがにデップ&ヘレナの突き抜け具合には付き合いきれなかったのか。
残酷描写は一般公開の有名俳優大作ではまぁよくやったと言えるレベル。
カミソリでザックリなんて普通ならカメラをそらすのに、わざわざドアップにまでしちゃったり、色んなテクニックを駆使してザクザクやって楽しんでましたな。
予告編では床屋イスがガクンとひっくり返る仕掛けまでしか映してなかったので、その先のシーンにけっこうしびれた。
まさかあんな地下にまっさかさまとは。脳天からガツーンと何回も何回も。
一番最初にパイが登場した時の演出が一番良かったです。
あんなにマズそうなパイの描き方はそうそうないと思った。
少年が普通にがっついてたのを見てちょっとドキドキしたほどにやばそうなパイだった。
あの少年がキャラとしては一番よかったなぁ。もっと活躍させてあげて欲しかったです。
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