一昔前のハードボイルド小説を想わせるような邦題が恰好良いんですが、内容はと言うと、恰好良さとはかけ離れた作品でした。
内容に反して使われている音楽が明るめなのが印象的ですね。
そして何故かコメディ演出があるのも不思議な感じですね。
時代的なものもあってか、正直、目を覆いたくなるようなシーンはありませんでしたし、犯人役にも怖さや不気味さはあまり感じられず、物足りなくはあるのですが、設定はかなり良いので、これリメイクしたら面白くなりそうなんですが、デニス・イリアディス監督のリメイク版も評価は微妙なんですよね。
リメイク版もですが、基となった『処女の泉』も機会があったら観てみようと思います。