なんじゃこりゃ、最っ高…
1989年の映画だけどわざともっと古臭く作られてて、ザラついたモノクロ映像と酔いそうなガタガタのカメラワークに冒頭から一気に引き込まれる。
常に全員汗だくで、血やグロ描写もカラーよりもよっぽど生々しい。
大好きな髭剃りシーンと猫、アホみたいな声で繰り返す「もひもひ…」で好きな映画リストに速攻で追加決定。
エログロでアヴァンギャルドなB級の世界観はまさにNEW WORLD！
ところどころコマ撮りなのもツボ。
金属音とか鉄屑ってなんか惹かれる。
セリフのほとんどが呻き声喘ぎ声叫び声と笑い声なのに、なぜかすんなりとストーリーを理解してついていける。
後半の怒涛のバトル展開に笑った。
やりたい放題で取り返しのつかないグチャグチャな状況って好きだなぁ〜。
高熱にうなされた時に見る悪夢のような映画だった。
67分って時間もちょうどいい。
こんなの2時間も3時間も観てたら頭おかしくなるわ。
ハリウッドリメイク版の制作にタランティーノが名乗りをあげてたって知って震えた。それすっごい観たかった…
大衆受けを一切無視してそうだけど、カルト的な人気が出るのも納得の一本。
塚本晋也作品もっと観たくなった。
