なあくん

エスターのなあくんのネタバレレビュー・内容・結末

エスター(2009年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

なるほどなーっとはなったけど、エスター自身の背景(心理描写)があったらもっと怖いなぁと思う。父親がロリコンだったら助かったかもしれない稀なパターン。
夫婦の営みを邪魔するのは、「自分より愛される子どもの誕生の阻止」と最初は感じられたし、他の兄弟へのマウントや支配はカッコウの雛のようなものだと思って鑑賞。子どもだからこその純粋な悪意って怖いなぁと思っていたところにタネ明かし。一気に今までのエスターの行為の裏側に性愛や嫉妬のような生臭さを感じて微かな胸くその悪さが滲み出た。
それと同時に、エスターの抱える愛情への歪んだ渇望というか、「女性として愛されたい」想いなのか彼女が何人も殺人を犯していく、犯す度に壊れていった過程のようなものが知りたいと思った。根底は純粋な性欲なのかもしれないけれど。(彼女のような症例の女性が行為出来るのかわからない、できないのかもしれないし。)
エスターは本物のロリコン捕まえた方が幸せになれるのにね。ロリコン側も33歳なんだし合法だし。
なあくん

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