あかさたなん

エスターのあかさたなんのレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
4.0
『エスター ファースト・キル』を観る前に復習。

この映画を初めて観たときの恐怖は忘れられない。
ホラー映画の全てが詰まっている素晴らしい作品。
扉、冷蔵庫を閉めた瞬間、振り返った瞬間に誰かいる。
"子供"の残忍さ。
終始感じる不穏な空気、違和感。

一つ一つはありがちなホラー映画。
なのにエスターという"人間"が分かってからの展開にはとても驚かされた。

120分超えの映画とは思えないほどあっという間に終わってびっくり。
展開はある程度予想できるのに、細かいところに焦点を当てると色々な考え方が出来て、飽きないどころか楽しくもある。(内容は全く楽しいものじゃないけれど)

もう一つのエンディング。
個人的には好き。
死んだらそこで終わりだけど、生きている、または生きている可能性があるってだけで悪夢は続いていく。
そう思わせる終わり方、大好きです。


一作目がここまで素晴らしいと、続編って観るの怖くなるよね…