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ローマ法王の休日のmozuku555のネタバレレビュー・内容・結末

ローマ法王の休日(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

評価が低めなのは、私が映画の意図をはっきりと掴めなかったからです。

今まで見た映画や読んだ小説で、全員(見た私も含め)が落胆して終わるものは初めてでした。私の落胆は作品に自体に対してのものではなく、登場人物達と同じ落胆です。コメディかなと思って見ていたら、衝撃のラスト。スタッフロールが流れ始めて、えー!っと思いました。
意図が分からなかったので色々考えました。私なりの解釈としては、教会の権威の失墜を風刺しているのかなと考えました。ローマ法王は、望んでなるものでもないし、なるべくしてなるものでもなかった。神聖で一般人とは隔たれた存在、という私のイメージとは違い、作中の法王は一人の人間として描かれていました。
作中で触れられていたダーウィンの進化論は、うろ覚えですが、聖書の内容とは矛盾してしまうため、ずっと教会が否定し続けてきましたが、近年になって認めたという出来事があった気がします。最近は法王がツイッターをしたりと身近な存在になっているのかもしれません。
2013.12.30
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