HidekiIshimoto

海辺のポーリーヌのHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
4.0
まず大人の女マリオンによる恋愛論から始まる怒涛の会話劇。けどあんなエロ衣装でクネクネ話すから内容まるで頭入ってこずで、早速ロメール殺したくなった。とにかく最後まで全員が、子供の女ポーリーヌまでがそれぞれの考えを語りまくる。コミ障がデフォルトになる前の日本でも見られた光景だ。自分の考え通せば衝突もするけどちゃんと仲直りしようとする彼ら。自分の考え=出る杭、になる前の日本社会でも見られた光景だ。とにかく人はこうやって練られ揉まれて個性を成長させていくんだなと思わされる。見所は二世代美女のエロ水着、もだけど三世代三様の男達。若い方々はたぶんエロハゲ親父アンリを殺したくなったかと思うが、俺は独善的綺麗事まくし立てるピエールに過去の己を見て殺したくなった。