うーら

海辺のポーリーヌのうーらのレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
4.8
延々、素晴らしく美しい映像と恋愛。

ひたすら恋愛なんだけど、みんな思い込みが激しくて面白かった。

それぞれが自分中心って本来の姿なんだろうな。
良い意味で後腐れがないのも、冷めてるわけではなくてみんな自立してるからなのだろう。

色も印象深くて、トリコロールのコーディネートが絶妙だった。

とくにアンリの赤シャツに白パンツのサラッと感とかたまらない。
奥底に情熱はあるけど執着はないアンリがモテるのをわかりやすく表してる。

イケメンで良い人だけど頭が固いピエールの青と対照的。

昔はフランス映画(ひとくくりにできないけど)って退屈に感じたけど、久しぶりにみたら深いなーって思った。
エリックロメール監督の作品をもっと観てみようと思う。